【米国高配当株ETF】VYM・HDV・SPYDを比較してみました

米国高配当株ETFとは?

SBIネオモバイル証券(ネオモバ)を使った日本株の高配当株ポートフォリオについて以前書きましたが、


庶民君
庶民君

もっと簡単に配当もらえる投資ないの?


と思われる人も多いと思います。

そんな方にお伝えしたいのが米国高配当株ETFです。


ネオモバはそもそも日本株しか購入できないので、その中から安定的に高配当を得られる銘柄を自分で組み合わせて分散投資するスタイルです。


賢く投資してる人
賢く投資してる人

栄養バランスを考えて自分で献立を作るみたいなものね


米国高配当ETFは、米国の高配当株で構成された上場投資信託です。


初心者
初心者

最初からセットになってる定食?

のようなものです(笑

いろんな銘柄の詰め合わせになっているのでそれだけで分散投資ができます。

あとは、スタミナ重視とか、カロリー控えめとか自分の好みで定食を選ぶだけです。


米国のETFには優良なものたくさんありますから。


米国を選ぶ理由

庶民君
庶民君

日本株の高配当株ETFってないの?


と疑問を持たれるでしょうが、もちろんあります。


ありますけど、いまいち微妙な感じです(汗


日本株は個別銘柄では優良な高配当株はあるんですが、ETFとしてパッケージ化された商品でみると、あまり魅力的ではないです。


  1. 高配当だけど景気敏感株が多い(不況に弱い)
  2. 信託報酬(手数料)が高い

などが理由として挙げられます。


不満な自分
不満な自分

正直、ETFに限らず、投資家に優しい金融商品は少ないです。


米国はどうかというと

企業:米国企業は株主還元の意識が高い

  • 日本より配当利回りが高め
  • 長期にわたって連続増配の企業が多数
  • 年4回(四半期)配当の企業が圧倒的に多い(日本は年1回か年2回)

市場:米国株式市場は長期的に右肩上がり

日本経済は、高度経済成長からバブル経済にかけては安定して成長してきましたが、バブル崩壊以降、低迷が続き未だにバブル時を超えられず、ほぼ横ばいの状態。

比べて米国市場は、過去何度も暴落をむかえてますが、その度に回復して今現在も成長を続けています。


それに加えて、アメリカは移民の流入などもあり人口が増加し続けていることが、経済成長につながっています。(日本の人口は減少傾向)


家計:米国民の50%以上が投資をしている

日本の家計の金融資産といえば、現預金をイメージするようにその割合は50%を超えています。


反対にアメリカでは、現預金の割合が低く、株式・債券などの有価証券の割合が50%以上となっています。



つまり、株価下落時の家計資産への影響が大きいため、国や企業としても株価の維持・上昇に必死にならざるを得ませんから、日本とは対応力が違ってきます。


また、国民の投資意識が高いので、金融商品の質も高くなります。

見る目が肥えてます(笑


これらを踏まえると、

確信する自分
確信する自分

やっぱ米国でしょ!!


という結論になります(自分は)。


人気のETFを比較

VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)

特徴:大型株の中でも市場平均を上回る配当利回りの銘柄で構成されている

運用会社:バンガード社

ベンチマーク:ETSEハイディビデンド・イールド指数

純資産:264億ドル

構成銘柄数:413銘柄(時価総額加重平均)

配当利回り:平均2.5%〜3.5%

信託報酬:0.06%

リバランス:年1回

セクター構成上位:

  1. 金融      18.0%
  2. ヘルスケア   14.9%
  3. 生活必需品   14.4%
  4. 資本財     9.7%
  5. 公益事業    9.4%

(2020.9.30)


HDV(iシェアーズ・コア米国高配当株ETF)

特徴:高配当かつ財務の健全な約80銘柄で構成されている

運用会社:ブラックロック社

ベンチマーク:モーニングスター配当フォーカス指数

純資産総額:54億ドル

構成銘柄数:74銘柄(配当加重平均)

配当利回り:3.5%〜4%前後

信託報酬:0.08%

リバランス:年4回

セクター構成上位:

  1. ヘルスケア   20.08%
  2. エネルギー   18.20%
  3. 通信      15.11%
  4. 生活必需品   13.40%
  5. 公益事業    10.48%

(2020.10.15)


SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)

特徴:高配当上位80名柄が1.25%の均等比率で構成されている

運用会社:ステートストリート社

ベンチマーク:S&P500高配当指数

純資産総額:20億ドル

構成銘柄数:79銘柄(均等加重平均)

配当利回り:平均4.5%前後

信託報酬:0.07%

リバランス:年2回

セクター構成上位:

  1. 金融     24.69%
  2. 不動産    18.05%
  3. 公益事業   11.75%
  4. エネルギー  10.46%
  5. 情報技術    9.47%

(2020.10.15)


それぞれの運用会社、ブラックロック社、バンガード社、ステートストリート社は世界3大運用会社です。

リバランスとは、構成銘柄を入れ替えることです。
市場の変動に合わせて配分を最適化するために行われます。


まとめ

買う気満々の自分
買う気満々の自分

いずれも優良なETFですけど、個人的には

1つを選ぶなら、銘柄数が多くセクターがバランスよく分散されているVYM

2つ保有するなら、お互いで補完しあえるHDVSPYD


だと思っています。


もちろん、3つとも保有されている人も多いです。


高配当株ETFの他にも、優秀なETFはたくさんありますし、VOOやQQQなどは人気です。


何を目的にするかで選択は変わってきますから、自分の目標をしっかり定めてそれに向かって最適な投資をしていけばいいんじゃないかと思います。


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