去年騒がれた老後2000万円問題についてです。
金融庁が公表した報告書で、年金だけでは老後に2000万円不足するって言ったもんだから、不安を煽られた人たちがデモを行ったり、SNSで炎上したりと話題になってたと思いますが、あれは金融庁のミスリードだったと言われています。
そもそも2000万円という金額自体がかなりざっくりの計算でみんながみんな2000万円必要なわけではないですが、その金額はともかくとして
寿命は今後伸びる
年金支給額は減少する
ことが予想されるなか、年金だけで悠々自適な老後を送るのは厳しいわけで、だから老後に困らないためにはある程度の自助努力は必要ですよと。
そのように警鐘を鳴らすことで
早くから将来設計や資産形成などを意識してお金をきちんと管理するという金融リテラシーの向上を図る
家計の資産形成を後押しする政策としてつみたてNISAやiDeCoなどの税制優遇制度を設けているので、それらを活用してもらう
こっちに目を向けて欲しかったのが、2000万円のインパクトが強すぎて不安が先行したまま終わってしまった感があります。
悲観していても年金は増えませんので、これをいい機会に老後に備えた資産形成を始めていきましょう。
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