前回、長期の積立と分散投資が基本だと言いましたが、どうしてでしょう?
長期積立に関しては以下の2点がポイントです。
リスク回避
まず、長期積立とは毎月定額を10年、20年、30年と長い期間積み立てていくことです。
定額っていくらがいいのじゃ?
それは人それぞれ無理なく投資に回せる金額でいいと思います
ここで大事なのは毎月の額を一定にすることと長期投資である点です。
どういうことか?
株は値上がりしたり値下がりしたりを繰り返します。
だったら安いときにいっぱい買えばいいじゃん
なのですが、いまの株価が安値なのか高値なのかは後にならないとわかりません。
安値だと思って一括投資したら、まだまだ下がり続けて結局高値をつかんでしまった、
逆に今高いからやめとこうと躊躇しているうちに、みるみる値上がりしてあの時買っていれば…
などなど予想通りにはいきません。
そもそも、
買い時のタイミングが読めればデイトレーダーになれます(笑
値動きのあるものは、高い時も安い時も定額で買い続けることで購入価格を平均化できます。
長期であればあるほど効果があります。
つまり長期にわたって時間を分散して投資することで価格変動リスクを軽減します。これをドルコスト平均法といいます。
なんかよくわかんが…
という人は、
毎月定額を積み立てることがリスク回避になる
でいいです(笑
ただし、ドルコスト平均法も万能ではありませんので損をしにくい手法ではありますが、損失を出さないとは言い切れない点はご了承下さい。それでも長期資産形成には適した手法だと言われています。
それと、リスク回避に重点を置いていて決して高利益を狙っているわけではないため、手数料がデメリットになる場合がありますので証券会社選びが重要です。
複利の効果
ちょっと待ったー!
積立定期預金じゃダメなの?
積立定期預金の場合、期間が6ヶ月以上5年以内が一般的です。
金利は高いものでも0.1%前後です。
元本保証があります。
積立投資はどうなんじゃ?
積立投資の場合、積立金で株式を買って運用しているわけですので利回りといいますが、平均利回り5%〜8%が現実的な数字だと言われています。
元本割れのリスクがあります。
元本割れー!?
マジかー!
それは購入する金融商品(株式や投資信託)の選択を誤らないこと、長期間保有し続けること、分散投資することである程度回避できると考えてますが、
いまは複利の話をさせてくれー。
複利とは利息にも利息がつくこと
投資の利回りは複利なので、お金が増えるスピードが速いです。
ちなみに銀行の預金金利も複利ですが、いかんせん金利が低すぎて複利の効果を得られません。
例えば、元本100万円、利回り5%で運用すると
1年目は105万円
2年目は110万2500円
3年目は115万7625円
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利息は加速度的に増えていくので、長期になるほど効果が大きくなります。
積立で元本を増やしながらの運用となれば、金額は予想以上に大きくなります。
毎月3万円の積立、利回り5%、期間20年
で計算すると
元本が720万円、運用収益(利息)が513万円、合計で1233万円
になります。
※手数料、税金等は考慮していませんので、あくまで概算です。
(参考 金融庁のシミュレーター)
複利スゲー!!
目標額を達成するには毎月いくらで、何年の期間が必要か、利回りはどれくらいを狙ったらいいか、逆算してシミュレーションしてみるのも良いと思います。
長期運用で複利の効果を最大限に生かしましょう。
複利は人類最大の発明
by アインシュタイン
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